それぞれの正解
Modest-Life管理人のひなたです。
さて、本日はいつもと逆に
『不妊治療はそこまで頑張らないで下さいよ』
という話をしていこうと思います。
いや、私のブログでもそうなんですが、やっぱり『頑張ろうよ』というブログや、『一旦』休憩をしてもいいんだというブログが多いと思うんですよね。
そこでは
『一回治療をし始めたら、完全に納得してやりきった』
となるまで頑張ろう。
という雰囲気が少しあるのかなーという感じ。
いやいや、それが正解なわけないよね。
という記事です。
不妊治療は長くつらい。
それはその通りです。
そして不妊治療のゴールというのは、単純に考えて
『妊娠し子供を産む』
ことです。
ただここで
『子供を生んだ後の生活が幸せか、不幸せか』
は話題に上がりません。
それは当然な気はするんですよね。
なぜなら、不妊治療をする人たちは2人目不妊等でない限り
『子供がいない夫婦が子供を授かるために行なう治療』
のことだから。
子供がいないんだから『子供がいる状態』は想像しか出来ないですし、そうすると良い願望のイメージが強くなるのはしょうがないですよね。
そして、例えば
『子供がいて不幸せ』
になったとしても
『子供がいないより幸せ』
という世の中の雰囲気になのかな、と感じることが悲しいことです。
もったいない?のかな
一回始めたからこそ、そのあとに一回辞めてしまうと『もったいない』ということを思ってしまうこともあると思います。
不妊治療は貴重な『時間』と『お金』を湯水のように消費しますしね。
そして、ネットなどを見ると、やっぱり
『一緒にがんばりましょう』
という雰囲気がある気がしてしまって。
まぁ、それはたぶん、私が
『不妊治療に関連したページ』
を見ていたことも一つの要因なのかもしれませんが。
不妊治療を調べるとそれに関連した情報を仕入れることになって、ほんの少しだけ視野が狭くなるのかなとも思えちゃうんです。
どういうことかというと、
『あっ、不妊治療はみんながんばっているんだな』
とか、もしくは
『私なんかまだまだ、もっと辛い方たちもいっぱいいるんだ』
って“刷り込まれ”てしまうというか。。
なーんか、いつの間にか頭の中の常識が変わってしまうのかも。
あなたの人生
私は、
『不妊治療を経て子供を持てた人』
ですから、不妊治療中の気持ちがなんとなくわかります。
でも逆に言えば、絶対に、
『子供を持てなかった』
もしくは、
『治療なんて要らず、普通に子供ができた』
という人の気持ちはわかりません。
もし分かろうとしても、最初に書いたように、どうしても自分よがりの考えになると思うんです。
そして、やっぱりお互いにすれ違いが生じてしまう。。。
すれ違いは顔を合わせても起きるんだから、ネットで文字だけコミュニケーションでは、もっとすれ違うのは当然のことで。
だからこそ、ネットで
『すごく治療を頑張っている人』
がいても
『とても親身にアドバイスをくれる人』
がいても、それは心の表面にだけ留めていいのかな、と。
別に、日本人だからと言って空気を読んで合わせる必要はありません。
当然
『あなたがしたいこと』は、
『あなたにしかわからない』ですし、
それを実行できるのも
『あなただけ』です。
他人なんて無視しちゃいませんか?
一度、本当にしたいこと、望んでいることを考えてみてはいかがでしょうか?