男性が不妊治療をはじめるきっかけなんて、何でもいい

 男は不妊治療を認めたくない

modest-life管理人のひなたです。

今日もまた不妊治療のニュースを見かけます。というよりも、おおきく『不妊治療のニュース』と区分けをすれば本当に毎日のように見かけてしまいます。

ゲノム編集、IPS細胞、着床前診断なんていう高度すぎてなんかもうよく理解が出来ない話から、助成金や治療にかかったお金とか、それこそ個人のブログまで。ネット社会になったからなのか、やっぱり『不妊治療の情報』は実際に自分が不妊かどうかによらずずいぶんと近いものになってきていると感じます。

例えば、私が小学生、、、とか中学生、、、のときの記憶を思い返すと『試験管ベビー』という単語だけは頭に残っていたりします。それって今考えると確かに『不妊治療の情報』ではあるものの、なんとなくネガティブな印象をもってしまう感じの言葉ですよね。

個人的に、、、ですが。

この『試験管ベビー』って単語、正直に言うと不快だなーって思っちゃう。だって、じゃあまさに私の目の前にいる我が子は試験管ベビーなわけですけど、体外受精や顕微授精、それに人工授精も含めて知れば知るほどこの単語が言いたいことと事実がなーんか離れてるよなー、と思うのもあって。

あれ、、チガウチガウ。

さっそくお得意の脱線(-_-;)

今回は、そういうニュースを見かけた中で『男は不妊を認めたくない場合が多く、不妊治療のスタートが遅れる』という文章を見て、『ああ、そうかもな。。。』と思ってしまったことを記事にしてみようと思います。

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~Modest Life~

不妊を認めないと、何もはじまらない

何度か記事にもしたことが有ったような気もしますが、私自身は妻から精液検査の結果を『0だって』と言われた時には凄いショックを受けるのと同時に、頭のどこかで『ああ、そうなのか』と冷静に受け止めていたところもありました。

だから、、、、(実際の手術まで5年も逃げた人間がいう言葉ではないかもしれませんが)、不妊であることを受け止め、そこから検査を受けること、手術が必要であること、などの『不妊治療に進むこと』に対して否定的な感情っていうのはそこまで多くなかったのが正直なところで。

でも、ネットの掲示板とか雑誌の特集で書いてあったり、時々テレビのインタビューを紹介されている言葉を聞くと、

『男はプライドが高いから、なかなか受け止められない』

ていうのはよく聞きます。

いや、実際ショックであるのは事実で、その瞬間だったり数日だったり、長ければ1か月とか思い悩んでも仕方ないほどのことであるのは理解できるんです。自分も言われた時はほんとにすんごく血の気が引いたし、悩んだし。

ただ、不妊治療って『男が事実を受け入れられない』とほとんど先に進めないんですよね。でもショックすぎて動けない、というのも事実なわけで。

これがおそらく妻側から見たら『次に進まないとマズイ!』という焦りと共に『夫が不妊治療に協力しない!』ということにもつながって、そうすると夫婦仲にも少なからず影響が出てきてしまって。。。という。

逆に『ゆっくりやろうね』ってどっしり構えてもらえたとしても、こんどは時間的なタイミングを逃して後で後悔することになるかもしれないし。。。

ホントに、改めて不妊治療に正解ってないな。と思います。

そして、その『不妊治療の正解』のひとつとしては『根本的な不妊治療方法の確立』なんでしょうけれど、たった今悩んでいる人に『いつか治療方法が見つかると良いね』って

『いつかって、いつだよ!今欲しいよ』

という。

不妊治療を始めるきっかけなんてなんでもいいけれど、今は耐え忍んで治療を受けないと前に進めない。

いつか不妊治療が不要になって『不妊治療のニュース』自体がなくなればいいけど、でも今は、きっかけなんて何でもいいから初めてほんの少しでも前に、一歩前に進むほかないっていう残酷な現実に少し気持ちが切なくなった日。

コメント

  1. ごくう より:

    初めまして。
    不妊、お茶会、で検索してこちらにたどり着きました。
    4年治療して子供を授かりました。

    治療している間にできた不妊仲間に旦那さん原因の方がいて。
    切ってみて、いるかどうかみてみないとというレベルでした。
    でも切ってみても100パーセントじゃない、ではそんな痛い思いまでして自分は受けたくない、何よりいなかったらというのがこわい、という旦那さんで。
    彼女の説得も聞いてくれることなく、諦めることになりました。
    彼女はとてもとても子供が欲しく、100パーセントじゃなくても手術を希望していました。
    この旦那さんの気持ちがどうしてもわかりませんでした。

    私は主人の希望で治療をやめたかったけれど続けてきましたので。

    こういうブログは貴重だなと思いました。

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