不妊治療の厳しさを伝えているのか?
またYahooニュースに<不妊治療>「まるでギャンブル」高額費用つぎこむ40代というタイトルで掲載されていましたね。
Yahooニュースではこの前のセントマザーに続けて見かけるのは2回目ですが、今回はちょっとセンセーショナルなタイトルでちょっと驚きました。
少しでも一般の人に不妊治療というモノが特別なモノではなく誰にでも起こりえるコトだということが広まっていけばよいですが。。。
でも・・・と、記事にちょっと感じた違和感を書いていこうと思います。
誰でも言うことは出来る
前回のセントマザーのニュースはどちらかというと朗報だったと思います。
私のように無精子症だとしても、前期精子細胞(円形精子細胞)を用いて顕微授精して、安定敵に妊娠に至ることが出来ているということを伝える嬉しいニュースでした。
しかし、今回は不妊治療の厳しい面を伝えているニュースですね。
ただ、タイトルは何とかならなかったのかなぁ。というのが一番最初に見た時に感じた違和感ですかね。
不妊治療=ギャンブルかぁ。。。と。
もちろん、書いている内容は理解できる内容が有ります。
しかし、当事者にしてみればギャンブルということで片づけて欲しくないですね。
~Modest Life~
それでも子供が欲しい
この記事では、40代の方が2年半で300万円以上の不妊治療に費用を費やしたものの、子供を授かることは出来なかったということが書かれています。
事実、そのような方も多いと思います。
前回の記事で書いたように、『不妊の定義が2年から1年』になり、『現在は1980年に比べると子供を持つまでの期間が7~8年遅れ』ています。
初婚の時期が遅れ→不妊治療に臨む時期そのものが高齢化し、→高齢による妊娠率が低くなり、→不妊治療の費用だけがかかっていく。
という負のスパイラルに陥ってしまうことも、あることだとは思います。
しかし、言わせてください。
それでも、子供が欲しいのです。
助成金や保険適用、相談窓口の対策を
別に、お金をかけたくてかけているわけではありません。
ギャンブルのように、快楽に任せて浪費しているわけではありません。
不妊治療は、愛しいわが子に会いたい一心で費やしてしまうお金です。
国は、平成28年(2016年)度厚生労働省予算案に体外受精・顕微授精などの不妊治療への助成金枠拡大と、男性不妊への助成金への助成金新設案を提出しました。
国が少子化対策を叫ぶのであれば、生まれた後の待機児童の問題や、養育費の問題を対策するのも一つの案として必要なのかもしれません。
しかし、子供を作りたくても作れない私たちのような人に対する不妊治療への助成の拡大に多く尽力してほしいと思わずにいられません。