前から男性不妊への助成があった
Modest Life管理人のひなたです。
この前の福岡県久留米市の初回助成金5万円上乗せを記事にして、はたと気づいたんです。
『あれ!?そういえば今回の国が決定した助成金拡充と、男性不妊の助成金新設って、自治体によってはすでにやってたところもあるよね』
と。
もちろんこれから国庫補助事業になるでしょうから、県や政令指定都市、中核市にとっては金銭面負担は軽減されるでしょうが、それじゃ今まで独自にやって頂いていた助成については打ち止めになってしまうのかな?
なんて考えてしまったんですね。
今回は、東京都の助成金増額について考えてみようと思います。
※いつものように、一般人の私の個人的な考えです。
東京都の助成金の特徴
まぁ、正直ぜんぶ読み解けたわけではないのですが、、、
東京都ってすでに、去年(平成27年4月)から精子を精巣等から採取するための手術(TESE/MESA/PESA手術)についての助成金の加算があるんですよね。
しかも、今回の国の決定と同じく上限が15万円。
それに加えて、
特定不妊治療(体外受精や顕微授精)の助成金については、横浜などと同じで治療内容CとFは7万5千円で、DとEは15万円ですが、
新鮮胚移植の治療内容Aは20万円(+5万円)
凍結胚移植の治療内容Bは25万円(+10万円)
になるので、一般的な助成金に比べAは5万円、Bは10万円も上乗せされているということが分かります。
しかも、初回制限がない!?
ちょっと自分でも調べていて本当かこれ!?と思ってしまいました。東京の方で、この記事が間違っていると気づいた方がいたら、指摘して下さい。
正直、今まで男性不妊に対してなんにも補助がなかった横浜とくらべると、本当にうらやましいです。
~Modest Life~
今後はどうなるだろうか
今回の国の決定を受けて、どうなるか考えてみます。
私が考えたケースは3つです。
久留米市と同じようなケース1、元々の助成制度に多少の修正を加えたケース2、そして、国の方針そのもののケース3。
それぞれは、下のような考え。
- 『ベースに国の方針』+『今までと同じ上乗せ』
これは久留米市と同じようなケースで、今までと同じく独自の制度をそのまま上乗せしてくれるというパターン。
つまり、ベースに『初回は女性30万+男性不妊15万』の国の方針があり、それに加え『Aは5万円、Bは10万円上乗せ、回数制限なし』という素晴らしい助成制度。
- 『ベースに国の方針』+『多少修正した上乗せ』
これは、ベースに『初回は女性30万+男性不妊15万』の国の方針があり、
それに『2回目以降からAは5万円、Bは10万円上乗せ、回数制限なし』という助成制度。
上乗せ額や回数制限は多少変更が加わるかもしれませんね。 - 『ベースに国の方針』そのもの
こんな感じで考えてみました。
さて、実際はどうでしょう
正直にいってケース1はとてもありがたい助成制度になるんですが、おそらくここまでは行かないのかな、と思ったりします。
なぜなら、今回の国の考え方として『初回の不妊治療にかかる費用をほぼ助成することで、治療を始めるハードルを下げる』というものがあるから。
久留米市の場合は初回だけ5万円の上乗せでしたが、東京のように初回制限なしだとかなりきついでしょう。
つまり『初回に限っては国の方針で十分でしょう』と考えるのかなと。そのため、初回は国の方針そのままではないでしょうか。
いずれにしても、今後正式に発表になったら記事にする予定です。