医療費合計が10万円状が目安
Modest Life管理人のひなたです。
前回は確定申告をする時の考え方について書きました。
関連記事 初めてでも簡単!不妊治療で医療費控除の確定申告をする考え方
確定申告の申請を目指して勉強中だからこそ、なんとなく理解が深まってきました。
やはりまずは概要から知って、その後に細かくみた方が分かりやすいかな。
さて、医療費控除をするしないの目安は、
『家族の一年間の医療費』が『10万円を超えるか』
です。
悲しいことに、不妊治療をする私たちは楽々このハードルを超えちゃいます。
今回の記事では、
医療費控除の確定申告をしたとしたら、実際に還付金はいくら戻るのかを『ざっくりと』計算する方法を書いていきます。
だって、もし10円しか戻らないような結果だったら、1日がかりで作業するよりも、外に出てリフレッシュした方が気分が良い気がしますもんね。
ちなみに、
最近Amazonでも購入できる簡易的な精子(精液)検査キットが販売されました。
男性不妊の検査にためらいがあるのなら、、、まず一度試してみてはいかがでしょうか。
関連記事 スマホで男性不妊を調べるなら
計算方法
さてさて、最初に何を知った方が良いと思いますか?
それは、
『最後に何をするのか』
を知ることです。
受験勉強や何かの研究じゃないんだから、イチから知ろうと思っちゃダメ。
とりあえず、
最短で何をすれば良いのかだけ知っておけば十分!
ということで、今知りたいのは何でしょうか。
それは、
『医療費控除の還付金の目安の金額』
ですよね?
こんなタイトルの記事を読みに来てくれるってことは、
『とりあえず、ざっくりで良いからどのくらいか知りたいだけ』
という感じでしょうし。
まぁ、最初は目安で良いとしましょう
で、目安を知るために最後やる計算式は、
◆『(1)医療費控除の額』×『(2)税率』
です。
ということはつまり、
『この2つの数字が分かれば、ザックリとした目安が分かる』
ってわけです。
うーんと、例えば、
(1)医療費控除が10万で、(2)税率が10%だったら、10万 × 10% = 1万円が戻る
って感じ。
思ったより簡単だと思いませんか?。
では、最後を知ったところで、最後にかけ算をする
『(1)医療費控除の額』
『(2)税率』
をどうやって出すのかを、次から書いていきます。
****ティータイム****
たぶん難しいと感じるのは、
税率が『所得によって変わる』とか、所得金額が200万円未満だと何か違うとか、細かく見ていくと違うから、混乱してって難しく感じるんですよね。
まぁまぁ、最初はざっくりやりましょうよ。細かくはザックリ知った後で。
************
『(1)医療費控除の額』を出す
まず、『(1)医療費控除の額』は次の計算をします。
『(1)医療費控除の額』=
『一年間の医療費』-『助成金や保険金など』-『10万円』
これをやるだけ。
たぶん『一年間の医療費』を調べるのが一番面倒くさいです、、、。
この医療費は『生計を一にしている親族』の医療費をまとめることになって、この範囲内であれば、全部一緒の医療費に出来ます。
そして、
『生計を一にしている』というのは『その人の収入で生活している』ということ。ここで、『一緒に住んでる』というのは条件に入らないんです。仕送りとかをする場合でも、この控除できる家族の範囲内です。
もし最初に『ざっくりでいいから戻るお金が知りたい』ということなら、最初は『ざっくり医療費』でもいいかもしれませんね。
60万とか、100万くらい、とか。
そしてこの『一年間の医療費』から、
国や自治体からもらった『助成金や保険金など』と『10万円』を引き算して『(1)医療費控除の額』を出しましょう。
~Modest Life~
『(2)税率』を出す
そして最後に、『所得税の税率』をかければ、還付金の目安の計算終わりです。
さて、『所得税の税率』をどう出すか。
これも簡単で、下の表から自分の税率を選択するだけ。
課税される所得金額
|
税率
|
---|---|
195万円以下
|
5%
|
195万円を超え330万円以下
|
10%
|
330万円を超え695万円以下
|
20%
|
695万円を超え900万円以下
|
23%
|
900万円を超え1,800万円以下
|
33%
|
1,800万円を超え4,000万円以下
|
40%
|
4,000万円超
|
45%
|
おっと、どの税率を選んでいいかわかりませんね。
もしざっくりとやるなら、年末調整後の源泉徴収表の『給与所得控除後の金額』から『所得控除の額の合計額』を引いて下さい。
支払金額 (1番) |
給与所得控除後の金額 |
所得控除の額の合計額 |
源泉徴収税額 (4番) |
7,000,000 | 5,100,000 | 2,220,000 | 190,500 |
本来はここから他の控除があれば引いたりするんですが、たぶん大体合います。でも、選ぶ範囲ギリギリなら、もう少しちゃんとしてもいいかもしれませんw
・・・ええっ!?
『源泉徴収票を持ってくることすら面倒くさい!?』
・・・なんて私と気が合う人なんだww
そんな人なら、本当にざっくり×ざっくりになっちゃいますが、例えば
『私は年収500万円だなー』
という人は
『195万円を超え330万円以下=10%』
にすればいいし、
『私は年収1000万円だなー』
という人は
『695万円を超え900万円以下=23%』
って感じで行けば良いです。
ここでいう『私は年収○〇だなー』の年収は税込みの年収です。いわゆる手取りじゃない方ですので注意してくださいね。
まぁ、これで本当にざっくり額×ざっくり率の計算をしてみて『もう少し頑張ってちゃんと計算をしよう!!』って思えるくらいの還付金なら、もう少しちゃんと詳しく調べて確定申告を頑張って下さい!
注意事項と計算例
さて、知っているとは思うのですが、注意事項を1つだけ。
『計算した結果の還付金の額は、あくまで収めた所得税が戻ってくるだけなので、お金がもらえる』わけではありません。
例えば、年末調整した後の源泉徴収額が2万円しか残っていないなら、計算した還付金が10万円だとしても、2万円しか戻らない。ということです。
さて、とはいえこれで
『(1)医療費控除の額』
『(2)税率』
が出たので、あとはかけ算すれば医療費控除の還付金の額が大体わかります。
最後に、還付金の例を書いておきます。
************************************************
一年間の医療費:100 万円
補助金:15万円
課税される所得金額:250万円(=税率10%)
★『(1)医療費控除の額』=
100万円-15万-10万=75万円
★『(2)税率』=10%
最後にかけます。
★75万円 × 10% = 7万5千円
************************************************
ではでは、参考にしていただけると嬉しいです。