23区でも港区はとても手厚い
Modest Life管理人のひなたです。
さて、最近は都道府県や市区町村も予算ラッシュ(?)なので、いろいろと助成金関係の話がニュースになります。
今回は、港区が平成28年度『男性の不妊治療費の助成を開始します』という事業名で、男性不妊への助成制度を新設するとのこと。
ちゃんと平成28年度の概要が港区のホームページに掲載されていましたので、資料を確認してみました。
そして、すこし調べただけでも港区は他の23区に比べて、不妊治療への対応が一番手厚いということが分かりました。
なお、今回の助成制度は、東京都とは別に追加支給となるので、負担の軽減という意味でかなり大きなことです。
平成28年4月1日治療終了分より適用
さて、港区の男性不妊への助成制度の概要ですが、
『特定不妊治療に至る過程の一環』で『TESE/MESA/PESA等の手術を行う』場合に助成される。
ということで、
実は先日記事にした『神奈川県の助成新設』と同条件です。まぁ、これらの条件を各自治体が独自で設定する必要は少ないのかもしれません。
そして、助成限度額は、1年度に15万円。
対象となる施行期日は『平成28年4月1日治療終了分より適用』になります。
つまり、港区に在住で治療中の方でも、4月1日以降に治療が終了するのであれば、この助成制度が使用できるということです。
~Modest Life~
ほとんど一回分の治療費を助成金で?
また、最初に書いた通り、港区の助成金は『東京都の助成金とは別』です。では、実際に助成金はどのようになるのでしょうか。
色々条件を分けると分かりずらくなるので、ざっくり考えましょう。
『港区の人が初めてTESE手術(30万)を受けて、その後顕微授精(60万)をした』という例で考えてみます。
※東京都の助成金は、先日補正予算で成立した助成金増額を加味して考えます。
この場合、
【東京都の助成金】顕微授精:30万+TESE手術:15万円
【港区の助成金】顕微授精:30万+TESE手術:15万円
となり、費用(30万+60万)の全額が助成金で払えるということになりますね。
※ただし、このパターンは『初回だけ』とか『年度上限が30万円』とか諸条件を無視しています。制度を利用する場合はきちんと調べるか、区の担当課に問合せてからご利用ください。
とはいえ、この様な制度があると本当に医療費の費用面で助かりますよね。
私も、実際に住んでいる区がこの様な対応をしてくれるところであれば、どんなに不妊治療への負担が軽減されたことか、、、。
不謹慎ながら、羨ましくなってしまうほどです。