子供がいるのが当たり前なの?
Modest Life管理人のひなたです。
さて、今回は不妊治療とは違いますが面白い本を見つけたので紹介します。
小林 裕美子さんが 幻冬舎から出版された本
【産まなくてもいいですか?】
です。
私たち不妊症の人間にとって、なんとなく子供が
『欲しいと思っても得られないから、より一層欲しくなる』
という考え方になってしまうことがあるように思ったりします。この記事を読んでいる方で、思い当たるところは無いでしょうか。
この本では『子供を産むこと』の考えを柔らかいタッチで描かれています。
また、下の記事も不妊治療を題材にした本となります。併せてどうぞ。
関連記事 『不妊治療のやめどき』の本を読んだ感想レビュー
関連記事 漫画『不妊治療、やめました。』を読んだ感想レビュー
それと、
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関連記事 スマホで男性不妊を調べるなら
欲しいものが手に入らないから悩む
私の話です。
無精子症と診断されてしばらく経った後
『自分の子供が抱けないんだ・・・』
とネガティブな思いが強くなった時があります。
今考えると、この時『子供が欲しい』という気持ちより『自分は子供が出来ない』という、自分の内側の感情に気持ちがいっていたかもしれません。
つまり、
『自分が子供が欲しいか』
ではなく
『子供が出来ない』理由が先で『子供が欲しくなった』
という感じ。
文字だと難しいですね、、、伝わると嬉しいのですが。
子供っぽい言葉でいうと『無いものねだり』でしょうか。
手に入らないからこそ、手に入れたいと悩んで。
手に入らないからこそ、それがとても素晴らしいものに見える。
そんな気持ちだったかもしれません。
~Modest Life~
『仕事』と『子供』どっちが大事なの!?
この本の筆者である小林裕美子さんは、不妊症では無く結婚から10年以上経て出産されています。
個人的な感想ですが、こういう
『どちらかを選択できる』
という人の方が、自分の気持ちとフラットに向き合うことが出来るのかも。
このエッセイの中で、
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男だったら『仕事』と『子供』は両立できる。
でも、
女性の場合は『子供=妊娠』を優先したら『仕事』の方はいくら頑張っても、人生設計が変わってしまう。
それに、
夫婦2人で楽しい暮らしが、子供がいることでまた変わってきてしまうかも。
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ということを書かれています。
これがとても共感できました。
男性不妊と診断された後の5年間
私が不妊症だと診断された後、先ほど書いたように『自分の子供が抱けないのか』という気持ちが出たのは本当です。
ただ、
常にネガティブな感情だったかというと、そうでもないんです。
私は男ですが、妻も仕事をしています。
お互いに夫婦で過ごすことが大好きで、週末にたまには外出して美味しいフレンチなんてオサレなこともしましたし、多少は自由にお金を使うこともできました。
夫婦2人でいるからこそ出来る、大人だけで過ごす楽しくて自由な生活。
私たちはこれを夫婦共通で感じていたので、不妊治療を行わなかった5年間が無駄だったのか?というと、やはりそうではないんですよね。
これはきちんとした1つのライフスタイルで『子供がいたら出来ない楽しい生活』のはずなのに、子供がいないというだけで”何か”と比較されて『幸福度が低い』なんていうバカなレッテルを張られるのはやっぱり変ですよね。
一度自分と向き合うこと
この本は『不妊治療がどうだこうだ』という話でないからこそ、フラットに自分と向き合って『子供を産むこと』を考えられるのかなと思います。
もう一度
『本当に妊娠したいのか、子供が欲しいのか』
『子供が出来ないから、子供が欲しくなってないか』
という思い込みや、考え方を違う角度から見てみてはどうでしょうか。
また、下の記事も両方とも不妊治療を題材にした本になります。
こちらも併せて読んで頂けるとと嬉しいです。