貯金ゼロなら不妊治療は難しい
Modest Life管理人のひなたです。
平成28年度(実際は27年度の補正予算)から助成金増額が始まってるわけですが、ざっと他の記事などをみても『よくやった』という記事が多いですね。
このブログでもそのような感じの内容を書いているんですが、きちんと考えると、実は最初の一歩がほんの少し遠い。
つまり、助成金が入ってくるまでのつなぎ費用は工面が必要なんです。
逆に『貯金ゼロだけとどうしよう』という方は、正直そもそも子供を持つことについてもう一度考える。ということも必要なのかもしれません。
今回は、不妊治療の費用と貯金について考えていこうと思います。
結局、検査も手術も初期費用が必要
さて、上のタイトルで結論を言ってしまってる通り、結局は
『助成金の増額で最終的な負担が少なくなるのは本当に有り難い。でも貯金、、、というか最初の元手となる資金がないと、なんとか検査を行っても、特定不妊治療(体外受精や顕微授精)には進めない』
と思うわけです。
凄く酷い言葉で書くと
『貯金ができない人は不妊治療はお断り』
と言われている気にすらなります。
私たちの場合は、妻が27歳のころに無精子症が発覚し、私が治療から逃げ回ったその後の5年間で多少の貯金が出来ました。
有り難いことに、少しの時間が有ったわけです。
でも、ですよ。
例えば40歳の方が不妊症と診断されたら、時間が無くてすぐ治療に進みたくなると思うんです。でも『何らかの事情で』貯金はいま手元に無い。
そういう場合はどうすればいいんだ! となってしまいますよね。。
~Modest Life~
そこで止まると時間が過ぎる
実際、自分が貯金が無くて不妊治療と診断されたら、すぐに何か動けたかというと難しかったと思います。
ただ、だからといってそのまま悩んでるだけでは時間が過ぎるだけで、私のように無駄に高齢になるだけの可能性も否定できません。
だからこそ『貯金がない』事実から逃げずに、次の一手を考えるべきで。
では、どうするかということを考えてみたいと思います。
具体的な対策
私が考える対策は3つです。
- 治療費を正確につかむ
一番やってほしいことです。
でも実は、けっこう多くの人が面倒だから後回しにしてやらないんです。不妊治療の費用は、ネットで探すと100万円単位でみんな使っていますが、ちゃんと良心的な価格で行っている病院もあります。
治療費を調べる手間を省いてネットだけの情報見て『お金がない』と嘆くのは少し早いです。
一度は愚直に、たくさんの病院の治療費を調べましょう。
- 病院または役所のカウンセリングにいく
これも有効です。なぜなら、相手は何人も同じ悩みに対処してるプロだから。
もちろん、相談事はネットで色々出来ますが、結局プライベートを理解して、その上で回答してくれることはなかなかありません。逆に病院や役所では目の前に相手がいるので、自分がお金で悩んでいることを話すのはかなりストレスのかかることです。
しかし時間をかけられない以上、覚悟をもって進めるべきです。
- 『いつまで』に『いくら』貯めると期限と貯金額を決める。
少し時間をかけても自分で何とかする方法です。
私としては、期限は短く貯金額は少なめにすることをお勧めします。本当はお金を貯める場合、時間をかけることが一番有効な手段です。しかし、不妊治療はまさに、『時は金なり』の典型例です。
時間をかけると、逆にゴールから遠ざかるジレンマを抱えてしまいます。
それに加え『お金をかければ妊娠できる保証』などありません。
数年単位でお金を貯め、ようやく治療をしたけどいくら頑張ってもできない。となってしまうと、想像を絶する絶望感が襲うことは容易に想像できます。
それなら、短い期間で少しの貯金を貯めてすぐに治療を初め、感触をつかんだ方が、もし夫婦2人の生活となった場合でも心の落ち着く場所がみつかるのではないでしょうか。
子供が出来た後はもっとお金がかかる
最後に少し思うことを。
『貯金がない』と言うだけなら簡単かもしれません。でも、そこからどうするかを考えて実行することが最も重要だと思うんです。
例えば、不妊治療もなく子供を産んだ家庭でも、子供一人を育てるのに数千万円のお金がかかります。
もちろん数十年かける費用ですし、不妊治療の費用はこれに追加になります。
でも人生は予定外だらけです。
全部が想定通りなんて有り得ません。
もちろん、私だって自分が無精子症だなんてほんの少しも思わなかったし、子供がすぐに出来るとも思わなかったです。
子供が出来たとしても想定外なことが起こるかも、、というより起こるでしょう。
そこで悩んで悩んで止まる、、、だけで終わるのではなく、一回頭の整理をして、他人の力を借りてもいいから一歩でも今の場所から動いてはいかがでしょうか。
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