妊娠率向上に向けた研究!?
Modest Life管理人のひなたです。
自分の子供を願い、妊活に進む人や不妊治療をしている人はよく聞く言葉。
『卵子は年齢とともに老化します』
実はこれは、2012年2月に放送されたNHKクローズアップ現代という番組で初めて使われた言葉なんです。
それを知ったのは、同じくNHKの週刊ニュース深読みで不妊治療が特集された時。ゲストで来られた元日本生殖医学会理事長の吉村泰典先生が言っていました。
(老化と言われる前の表現も話していましたが、、忘れてしまいました、、)
今では、この事実は結構広く知られることになっていると思いますし、だからこそ妊活でも不妊治療でも早めに行うことが大事だ、ということが言われています。
ただ、
『卵子を若返らせる』
『卵子の老化を食い止める』
という研究も行われていることをご存知でしょうか。
今回は、このことについて記事にしていきたいと思います。
ミトコンドリアを使用した研究
それは、以下のようなニュースから知りました。
日本産科婦人科学会(日産婦)の倫理委員会は12日、高齢出産での妊娠率向上などを目指し、自分の卵巣の中から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療について、臨床研究として実施することを初めて承認した。
出典:卵子「若返り」承認 ミトコンドリア注入
URL:http://mainichi.jp/articles/20151213/k00/00m/040/071000c
この記事によると、
『自分自身から採取したミトコンドリアを、体外受精の時に精子と共に注入する』
ということなんですよね。
だから、例えば
『ミトコンドリアサプリ?をたくさん飲む!』
というような、口から吸収するような手軽な研究では無いようです。
私の場合は妻の顕微授精でしたが、女性にとって体外受精や顕微授精に進むための採卵がかなり身体的負担になることを理解したつもりです。
だから、さすがに口から入れるサプリでなかったとしても、例えば腕への注射とかそういう治療行為なのかな?と一瞬勘違いしたので、少し残念だったような気持になってしまいました。
~Modest Life~
実際の効果検証はまだまだこれから
とはいえ、もし本当に、ミトコンドリアを使用することで
『卵子を若返らせる』
『卵子の老化を食い止める』
という効果が得られ、結果として
『妊娠率の向上』
という、不妊治療をする人たちにとっての最終目的に進むことができるとしたら、年齢によって妊娠を諦めていた人たちへの光となることは想像に難くないですよね。
一刻も早く検証を進めてほしい研究だと思います。
とはいえ、、、まだまだ先は長い
最近は女性の社会進出の機会も増え(それが夫の給料の問題などで望む望まざるがあるのかもしれませんが)結果として晩婚化がかなりの勢いで進んでいます。
それは、厚生労働省のが発表しているようなしっかりとしたデータで分かっている事実ですし、今のような世の中では仕方のない流れなのかもしれません。
そのような中で、仕事やお金の工面などで一段落したときに、ようやく
『じゃあ、子供を考えようか』
となったときに、妻の年齢が高齢になってしまい、手遅れだった、、、。
という悲しい現実は、今ですら見受けられることが多々あるように思います。
このミトコンドリアの研究が『卵子の老化に良い影響をもたらす結果となった!』という朗報が来ることを、首を長くして、、、。
いや、すぐにでも待ち望んで待っていたいと思います。