2016年4月27日放送の内容と感想
Modest Life管理人のひなたです。
こんなブログをやっている私ですが、どういったところで
『素人』
なわけです。
でも逆に、こんなブログをやっているからこそ、不妊症とか不妊治療に関しての興味だったりや関心が強まったのは否定しません。
本日は、2016年4月27日にNHK Eテレの今日の健康という番組で、
『生理痛に注意!子宮内膜症』
というタイトルで子宮内膜症について放送されていました。
この放送、初めて見たんですが、はっきり言ってかなり分かり易かった!
もちろん、触りだけの簡単な説明だったとしても、不妊症ではないかと気になる人や生理痛が重い人が気づくきっかけにするにしては十分に良い内容だったと思います。
やるね、Eテレ。
ということで、今日の健康で放送された子宮内膜症についての内容と、その感想について記事にしていこうと思います。
子宮内膜症とは、症状とリスク
いい番組だ。と思った理由の一つに、
『子宮内膜症とは何か』
の説明が非常に分かり易かったということ。
その説明では、
『子宮内膜症は生理と大きく関わっており、毎月の生理で体の外に排出されるはずの血液(月経血)がお腹の中を逆流してしまい、卵巣や卵管など子宮以外の場所に付着し環境を悪くすること』
を子宮内膜症と言っていました。
この時点で、既に説明が簡単で分かり易かったです。
そして子宮内膜症の症状として、大きく『痛み』と『不妊』に分かれるということで。
痛みは主に強い生理痛です。
『子宮内膜症が発症した場所では、子宮内膜症組織が出血や炎症を繰り返すことで、プロスタグランジンという物質の分泌が増えるそうです。このプロスタグランジンという物質が子宮を強く収縮させる作業があるため、強い生理痛の原因になる』
とのこと。
そして次の症状は『不妊』です。
この説明も非常に分かり易くて、
『子宮内膜症の進行によって卵管の周囲に癒着が起き、排卵した卵子を取り込めなくなって受精がし難くなる。もうひとつは、炎症しているだけで子宮や卵管の環境が悪いため、やはり妊娠しずらい』
ということ。
うーん。
分かり易い。
~Modest Life~
子宮内膜症の治療は
番組内では、治療に対しては、大きく3つのライフステージに合わせた治療を説明していました。
1.痛みをとりたい (主に若い人)
2.妊娠・出産したい (主に妊娠希望の人)
3.ガン化を防ぎたい (高齢や妊娠を希望しない人)
となります。
それぞれの内容をザックリ書くと、
1.痛みをとりたい (主に若い人)
鎮痛薬や漢方薬 ⇒ ホルモン療法 ⇒ 手術 という順番。
この意味としては、『痛みを緩和する』ということを目的とした治療。ということです。
2.妊娠・出産したい (主に妊娠希望の人)
鎮痛薬や漢方薬 ⇒ 手術 ⇒不妊治療 という順番。
この意味としては、『妊娠・出産したい』ことを目的とした治療。ということです。
『ホルモン療法(低用量ピル)』がないのは、は排卵を止めてしまうので、そもそも妊娠を希望する人には合わない治療。ということですね。
3.ガン化を防ぎたい (高齢や妊娠を希望しない人)
高齢(40歳)を超えて卵巣チョコレートのう胞がある場合や、妊娠を希望しない場合は、ガン化を防ぐ意味で手術を視野に入れる。
ということでした。
これまた、分かり易い内容でしたね。
初めてちゃんと説明を聞いたけど、なかなか分かり易かった
私が不妊について調べているときに、子宮内膜症という言葉は何度も見てはいました。ただ、やっぱり女性の症状と思ってスルーしてきたのは否定しません。。
そしてようやく今回この番組で初めて『子宮内膜症とはどんな症状で、なぜ不妊症の原因になるのか』という説明を聞きました。
もちろん、さわりの説明だとおもうんですが、
『月経血が逆流することで、子宮周囲の環境が悪くなって受精・着床し辛くなる』
という説明は、とてもストンと納得のいく説明で分かり易かったです。
そして何より、
『生理痛はあるのが普通ではない。”無いのが普通”なんだ』
という説明がかなり驚きでした。
当然すべてではないでしょうが、
『生理痛がある、重い、という人の多くが子宮内膜症ということが考えられる』
ということで。
もし思い当たる方がいるならば、早めに検査や治療をしてはいかがでしょうか。