顕微授精は『試験管ベビー?』
Modest Life管理人のひなたです。
うーん。
私や、不妊治療を考えている人間にとって、たぶん嬉しいニュースを読みました。
出典:ヒトの受精卵 体外で培養 大幅に上回る13日間 (NHKニュース)
単純に読むと、
『受精卵を着床前後の7日間を上回る、13日間体外で培養することに成功した』
ということで。
つまり、今まで
『体外では着床前後の7日間前までの培養が限界だと思ってた』
ことが、
『着床した後になるだろう13日間までの培養に成功した』
わけで。。。
・・・これって、正直に言って技術としては重大な一歩だと思います。
ただ、、、私は、顕微授精が出てきた時の
『試験管ベビー』
という言葉が、一瞬頭をよぎってしまいました。
今回は、少し難しいけど避けて通れない『不妊治療と倫理』について考えてみようと思います。
完全なる個人的意見になります
先に書いておきます。
このブログは個人ブログです。なので、基本的には新聞の裏に書けば良いようなことでしょう。
ただ、どうしても私が
の記事を読んでくれて1人で良いから治療を始めるきっかけになれば、と思って書いています。
とはいえ『インターネット』で『ブログ』ですから、不特定多数に見られるわけで、多少はちゃんと読んでいただけるような文章を書こうとおもいつつ書いているわけです。
何故今回に限ってこんなことを書くんだ!?というと、
『生殖医療の技術は、かなり個々人によって異なる意見が出るだろう』
と思うから。
こんな個人ブログで書く内容が『なんかホントっぽい』とかいうことでは無い。ということで。
少なくとも、私個人としての意見、としてまずは咀嚼して頂ければうれしいです。
~Modest Life~
生殖医療と倫理観の折り合い
生殖医療の発展はめざましいことは言うまでもありません。
その発展とともに毎回議題に上がるのは、
『倫理的に人間はどこまで行なってよいのか』
ということ。
そういえば、
『試験管ベビー』ということが話題になったのは、まだ私が未成年だった頃です。
その時には、その単語だけを聞いて、
『怖ぇ、試験管ベイビーだって』
というような考えしかなかったと思います。
そして、その後に自分が無精子症の男性不妊だと判明し、顕微授精のことを調べるにつれて、その考えは無くなり、私の中で顕微授精という技術は『普通の技術』になりました。
あれだけ専門的な病院で、高度な技術が必要にも関わらず、知れば知るほど『変なことはしていない』と頭の中で変換されたんですね。
ただ逆に、顕微授精をする必要が無い人達から見れば、この技術は『変なことをしている』と考える人はいることでしょう。
細かく考えると『倫理』の意味は、
『道徳。モラル。善悪・正邪の判断において普遍的な規準』
ということだそうです。
つまり
普遍的な基準
なわけで、私が先ほど書いたように『各々で様々な基準を持ってるかも』というのは、倫理という単語だけを切り取ると、間違っているわけです。
でもやっぱり、
倫理だろうが道徳だろうが、モラルだろうが、、、
『人によって、経験によって、基準(倫理観)なんて違っちゃうよね。』
と思っちゃいます。
夫婦で決めた事が唯一の正解
不妊治療と倫理の議論はすべき、だとは思っています。
ただ、私が『顕微授精でしか100%子供が出来ない』状態だったからかもしれませんが、
『顕微授精の何が悪いのさ!?』
という気持ちがあります。
そして、今回のニュース記事も、
『不妊治療の技術が向上すればいいなぁ』
として、喜びながら読みました。
逆に、今でも
『試験管で授精させた受精卵なんて倫理的に問題があって抵抗がある!』
と言っている人はいるでしょうし、
『着床後も体外で培養するなんて問題だ!』
と言う人もいるでしょう。
正直に言って、どれもそれぞれの人にとっては正解なんだと思います。
でも、、、
私は不妊治療の経験者だから一つ言いたいです。
『
不妊治療は普通の治療行為と何も変わらない。
治療しないと治らない(妊娠しない)だけなんだから。
もし、『治療してまで・・・』とアホな事を言う人がいても、
『あんたはガンを自然に治せるのかい!!ガンになっても絶対に病院に行くなよ!!』
と、心の中で叫んじゃって下さいw
『不妊治療をする』
ということは、
夫婦で決めた完全に倫理なんて意味のない、絶対的に信じられる唯一正解の結論です!
頭の良い人が勝手に決めた
『倫理観』
なんて変な常識は完全に忘れて、
『人間としての一個人』
だけのことを想って、
自分が納得できるまで、治療を進めて行っちゃってください。
』
、、、ということで、話はずれたww気がしますが。
こんな感じ。
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