ささやかな生活
Modest Life管理人のひなたです。
このブログのタイトルについて、少し説明させてください。
この【Modest Life】というのは、【ささやかな生活】という意味です。
ブログを作成しようとしたとき、せっかくならみんなに共感してもらえるタイトルがいいなぁ、と思ってちょっと考えました。
その時に、思いついた言葉です。
ささやかでいいのに
実は最初にそのものズバリで
『ささやかな生活』
という日本語のタイトルにしようと思ったのですが、ちょっと恥ずかしくなってやめましたw
ちょっとカッコつけてModest Lifeにしたんです。
私自身、普通のサラリーマンですので豪勢に暮らしているわけではありません。
むしろささやかに暮らしていければいいな、と思っている人間です。
しかし、私が無精子症と診断されて、そして覚悟を決めて不妊治療に進むとき、その単純でささやかな生活がとても贅沢で尊いものであるということが身に染みたので、選んだ言葉でした。
~Modest Life~
よく言われること
何でもないようなことが、幸せだったと思う。
あれ!?
何か聞いたことがあるような言葉ですね。
っていうかすぐにバレちゃっていると思いますが、あの有名な曲の歌詞です。
これに似た言葉は、むちゃくちゃよく見かけます。
見かけ過ぎて、ありふれた言葉と言っても過言ではないと思います。
そして、ありふれた言葉過ぎて、なんとも思えない軽い言葉になってしまってるのがとても残念になります。
無精子症といわれても
他の記事でも書いていますが、
無精子症と言われ、
『さすがに手術しないと子供は100%出来ないんだよなぁ』
と思いながらも、
『キンタマ切りたく無い!!怖い!!』
と逃げ続けた5年間。
その間の5年間は、子供が出来た今考えると、不思議な期間。
『いつか、1匹でも精子が出てくるんじゃないだろうか』
と思って、夜の営みを頑張っても、当然のように妻に毎月のモノがきます。
それでも、夫婦仲は良くて、いつも楽しく、凄く楽しく暮らせて。
たまに、
『子供がいなくても、人生は楽しいなぁ』
なんて思えるときもあるし。
でも、たまに
『あぁ子供がいない』
なんて勝手に思って凹んで。
どっちつかずな優柔不断なバカな夫に、妻はあまり言わず、楽しく一緒に暮らしてくれました。
無精子症と言われれても、
別に死ぬわけじゃない。
でも、なんとなく不思議な感覚になる時は有って。
こんな感覚を、ちゃんと言葉に出来る人はすごいなぁ、と思いますけど。
そう簡単に言葉に出来ることでもなくて。
やっぱり私は優柔不断なバカ夫です。
関連記事 無精子症と診断された時の気持ち
それぞれ違う
みなさんにとってのささやかな生活
~Modest Life~
は違うのが当然ですし、そし、その時によって変わるものではないのかな、と思います。
不妊症、特に男性不妊である私は、普通の人が何も考えずに得られている生活とは違う生活を送ることになっています。
しかし、逆に言うと自分にとってのModest Lifeが何なのかを深く考えるきっかけになりましたし、普通のことが幸せに思える人間でありたいと思うのです。
あなたにとってのModest Lifeが何なのか、考えるきっかけになれば嬉しいです。
関連記事 無精子症の治療を終えた私が一番伝えたい事