夫婦の治療
Modest Life管理人のひなたです。
妻は、私がこのブログをやっていることを知りません。
このブログは私の後悔を他の方に伝えたいという思いから始まっていますし、私の後悔を妻に伝えるには恥ずかしいので伝える気もありません。
このブログを見て頂いている方が男性なのか女性なのか、不妊治療を始める前なのかすでに治療中の方なのか、、、、。それは分かりません。
ただ、不妊治療を考えている全て方に伝えられる私が確信していることは、
不妊治療は夫婦2人で行うことであること
です。
実は私は不妊治療について妻ときちんと向き合ってどうするか、どうしたいのか、という話し合いをすることを避けた人間です。
だから、みなさんに強いことはいえません。
ただ、
きちんと話し合いをしなかったことも後悔しています。
普通の身体なら
私たち夫婦は、いわゆる
普通の夫婦の方たちよりもおそらくかなり仲が良い夫婦である
と思っています。
結婚して10年過ぎたということは、夫婦2人の生活が10年以上続いたということですが、毎日なんでも話していましたし、休日は2人で出掛けますし、恥ずかしながら毎日一緒に風呂に入ります。
ケンカというケンカも、ほとんどありません。
特に2人でずっといるとストレスに感じる、ということもないです。おそらく2人の距離感がかなり合っているからでしょう。
ただ、私が治療を遅らせてしまった原因がこれにも少しあるかもしれません。
~Modest Life~
仲良し
上で書いた通り、私たち夫婦は2人でいることに違和感がありません。そして、お互いに笑いあいながら尊重しあい、助け合って生活を送れていると思います。
そこに落とし穴がありました。
お互い尊重しあうというのは大切なことですが、逆に言うと
私たちは過干渉をしないタイプの夫婦
でした。
悪いように言うと、心で思っていてもなかなか言えない小心者で、例え何かをしたくとも、ケンカをしてまで自己主張をするタイプの2人では無いです。
それは良い悪いではなくそういうタイプの夫婦だということです。
逃げた自分
普通の生活の中であれば、空気を読んでお互いを尊重して生活することで、良い方向になることも多くあるんだと思います。
ただ、不妊治療のようなきちんと夫婦2人が向き合って話し合って進めないといけない事柄については悪い方向に向かってしまうような気がするんです。
おそらく妻は私にもっと早く不妊治療を始めて欲しかったと思います。
軽くは何度も言われました。「セントマザーに行かないとね~」とか「いつ手術するの~」とか言われることもありました。
それに対して私は、きちんと向き合うのを避けました。
そして妻も、そんな馬鹿な私に対して本気で怒り、どうするのかどうしたいのか、ということを問い詰めることはしませんでした。
良く言えば、
『お互いに相手をことを想って』
悪く言えば
『自分が嫌な言葉を言いたくないから』
なんとなく避けていたような空気があった気がします。
これでは、すぐに2人で同じ方向に突き進むことは難しかったかも知れません。
向き合うこと
私のように男性に不妊の原因があった場合だけでなく、たとえ女性の方に不妊の原因があったとしても、不妊治療は2人で進めないといけません。
これは分かっているようで、当事者になると一人で悩んで結論を出そうとしたり、自分だけ勉強したりしてしまいがちです。
しようと思ってするのではなく、いつの間にか視野が狭くなってしまうのです。
しかし、不妊治療は長い期間夫婦で同じ方向を向いて進まなくてはなりません。
そこには、選ぶ病院やかかる治療費、想定する期間、自分の自治体の助成金はいくら戻ってくるのか、などいくらでも共有しなければならないことが有ります。
悩んでいること、不安に思っていることを溜めてしまい、不満に思いながら進めてしまうとストレスがかかり不妊治療自体にも悪影響です。
思っていることはきちんと伝え、夫婦2人で話し合うことを考えてみて下さい。